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「座席急行『津軽』殺人事件(西村京太郎)」

あらすじ

農閑期に東北の農家が来春まで上京して出稼ぎに出ていた人たちに利用されていたので「出稼ぎ列車」と呼ばれていた急行「津軽」で殺人事件が起こる。車内には保険証を持った人が倒れていた。十津川警部と亀井警部が調べていると後々わかるのだがその倒れていた人は菅原正という男で保険証には赤木喜一という名前が書かれてあった。しかも赤木はその事件以来失踪していた。数日後別件で丸山という男も失踪し、後に赤木の妻、君子が殺される。さらに捜査を進めると赤木と菅原は秋田から来た浮浪者であることが発覚し、菅原といつも一緒にいた林という人物に出会い彼が営業している上野の店を訪ねる。すると、彼も秋田出身で彼は赤木など困った人にお金を貸していたという。そして十津川警部達が事件の解決に努めるという話。

感想

読んで思ったこと

登場人物が多かったので少し理解するのに苦労しましたが、理解すると興味深くトリッキーな事件だったなあと思いました。 さらに、少しネタバレになりますが林がなぜお金を貸していたのかがこの話のキーポイントだと僕は考えました。