怒られても本を読む

小説すばる1月号 眠らない刑事と犬(道尾秀介)」

あらすじ

動物発見率90%の「ペット探偵・江添&吉岡」という事務所で依頼されたペットを捜索して働く江添正見(えぞえまさみ)がある日、警察の女性の「わたし」に詐欺罪をしているのではないかと疑われる。それがきっかけでわたしは近所の木崎夫妻が殺害され、飼い犬のブッツァーティが失踪したことをその息子貴也(たかや)が発見したという事件を伝え、ブッツァーティの行方を依頼し、なんだかんだ一緒に捜索する。そして、なかなか見つからなかったので今は亡き「吉岡」の名前を引き継いだ犬も協力する。すると、吉岡が犬を好きになった話になり、そのきっかけとなった場所に向かうとブッツァーティの遺体を発見する。その直後「わたし」の先輩警察、八重田(やえだ)から連絡が来て「犯人は貴也」で、後に彼が飼い犬も殺したとわかるという話。

感想

読んで思ったこと

「ペット探偵・江添&吉岡」の発見率が全体で90%なのはすごいなあと感心しました。また、ペット探偵の吉岡は人ではなく、引き継いだ犬の名前だったんだと知ってびっくりしました。

面白かったところ

江添が詐欺罪をしていると疑われたことがきっかけで警察の人と仲良くなり一緒に犬のブッツァーティを探すというのはなんとも一風変わっているなあと思いました。