ゆっくり本を読む

小説すばる2020年2月号 さかさまの洗面器(相川英輔)」

あらすじ

銀行の窓口業務が中心で当店自慢のアクアリウムの管理をしている水嶋果歩(みずしまかほ)はある時、課長にいろんな問題があって総合職の支店長になるかと言われたが総合職は仕事が多くて大変な為断った。そしてある日、楽しくない会社生活から充実した生活に変えるべくスマホに入れていたインスタのアプリを見つけて「公開している人たちのマネを1日1つしよう」と思い「漫画漂流教室」を全巻読破した記事見つけて古本屋へ行きその本を探していると男性の店員さんに「なにか探してるの?」とタメ口で問われる。後に彼は三好という果歩のマンションの住人だとわかり果歩は三好とその恋人の恭子と仲良くなる。そんなある日、果歩は課長に「君は来週から館山(千葉)の老人ホームに転籍する」と言われたのでその話を三好らに相談すると「老人ホームのほうがいいじゃん」と言われる。そして三好が変装してしっかり育てていたアクアリウムの金魚を連れてきたが置く場所がないので温暖化の影響で熱帯になりつつある館山に一緒に行って放流するという話。

感想。

読んで思ったこと

古本屋で働いている三好という男は店員なのにそんな初対面の人にそんな態度していることに腹立たしくなりました。その反面、実は果歩の気持ちも考えて金魚さんたちを連れてきたり、相談に乗ったりしたところはいいなあと思いました。

読んで考えたこと

果歩はインスタを充実した生活に帰るためにインスタを始めたことによって三好と恭子さん達に出会えたのでいい思いをしたのではないかなあと考えました。