なんとなく本を読む

小説すばる2019年11月号 かざあな(彩瀬まる)」

あらすじ

俺と妻(綾香)の夫婦が生活をしていた。二人は育休で会社を休んでそれが終わり職場へ戻った頃、俺が会社の都合で2年間出向することになりを綾香にそのことを伝えると綾香に「育休で休んだから嫌がらせ(パタハラ)でそうなったのか」と思われ怒られた。さらに「てか家庭の事情のことも考えてくれないなんてひどい」と言われる。そんなこんなで新しい年季の入った家に住み、俺は出向したのだが、出向先の会社はなんか怪しいなと思う。そんなある日、出向先の空調設備会社で過去5年間約300件の施設で保守・点検業務を適切に行わなかったのでマスコミにリークされるようになる。その後、電話で綾香に「どうしてそんなことになったの?」と怒りながら言われる。そしてこっそり会社を辞め家に帰った。俺はどうしてあんなことになったのだろう、死んだほうがましだと思うようになるという話。

感想

読んで思ったこと

先述していない話がありました。それは「俺」は家庭の事情は話さず、我慢することも必要と言っていたことです。このことについて僕は、 自分の意見を話さなかった結果がこういうマスコミにリークされるという羽目になったので自分の意志を相手に伝えたほうがよかったではないかなあと思いました。また、「綾香」からしたら育児も大変なのに夫が事件に関与したので精神的にもいろいろ疲れるなあと思いました。