ずっと休校中だから本を読む

小説すばる 2020年2月号 不良(北野武)」

あらすじ

番長キーちゃんこと吉岡菊二(きくじ)を中心とした俺、佐々木和夫(かずお)、鈴木誠(まこと)というこの不良4人がある中学校にいた。ある日に4人で浅草に行き田舎の子か悪そうな子を捕まえて金をとっていた。そしてキーちゃんが少年院に入り、「俺」という子は佐々木の親父が働いている魚屋に働くようになり、都立の高校に合格し入学すると、柔道部の岡田という裏では番長の人に立ち向かい、出刃包丁で腹を軽く刺した。そしてあくる日に学校でキーちゃんと再会してとある旅館を乗っ取った別のチンピラの番長を倒し、子分を味方にする話。

感想

読んで考えたこと

この話は昭和30年代の足立区の話なのですが、足立区は治安が悪いというイメージが僕の中ではありましたが、こんなふうに一部の学生がカツアゲしたり、刃物を持っていたり、先述していないですがタバコを吸っていたりという風にしていたなんてそんな人がその時代にもいたんだと思い、おどろきました。またそういう人がいたので悲しみもわいてきました。

さらに、ビートたけしは会社員や学生、店員などの普通の人ではなく、ちょっと変わっているチンピラみたいな人の話を書くのが不思議だなあと思いました。