今日も本を読む

小説すばる2020年8月号 花盛の椅子(清水裕貴)」

あらすじ

鴻池という女性はいらなくなった椅子や机、たんすなどの古家具を引き取るという仕事をこの会社の社長と一緒に働いている。その家具を家具職人さんに定期的に回収してもらい切ったり、塗ったりして大きく作り直したものを納品する。しかし、鴻池が働いて8年経っているのにずっと回収してもらえないきれいな模様があるが脚が少し欠けている椅子になぜか鴻池は心を惹かれる。ある日、広大な土地を持っている常連の夏見さんに椅子を直してもらえないかと依頼され、鴻池と社長は急いで向かう。それが解決すると鴻池は夏見さんに心のひかれた椅子を台風で吹っ飛んだ屋根が直るまで預けてもらったが、その後、母から小学校の友達のまさる君が「脚の欠けていた椅子の脚」を見つけてもらった、という電話があったので惹かれた椅子を修復するという話。

感想

読んで思ったこと

鴻池さんはきれいな模様のある椅子だが家具職人に回収されなかったのでに惹かれたということに対して僕だったら惹かれるというほどにはならないですが、哀愁感が少し出ててかわいそうだなあと思ってしまいます。