通知表で5をとっても本を読む

小説すばる12月号箱庭に降る星は(加納朋子)」

あらすじ

ある学校でオカルト研究会、天文部、文芸部に所属しているの主人公「ぼく」を含めた数人の生徒たちは生徒会副会長の女子に呼ばれ、「人数が足りていないので廃部になります」と宣告された。ちなみに天文部は昨夏に望遠鏡でホテルの露天風呂を覗いたとして実行犯は部活動に参加することを無期限として禁止された。後に実際見た人は悪気がなかったとわかる。そしてどうにかして廃部は避けてくれないかと説得すると、副会長がオカルト、天文、文芸のすべての要素を合わせた「スペミス部(スペースミステリー部)」をつくり、人手不足で副部長も一時的に入部することになる。ある日、スペミス部だけで天文部の事件現場へ向かう。その時副会長は「実際は事件翌日に通報した第三者と学校で話をつけており、その通報者はうちの生徒の保護者だったんだ」と言うと、部員の由良・理良の双子が「アイツ(お父さん)は自分が見たかったからだよ絶対」の自分のお父さんの名前を挙げ、実際彼が露天風呂を盗撮したため逮捕される。そしてその頃「ぼく」の姉が文芸部でいじめに遭っていたのでいじめたやつに天罰が落ちますようにと僕は神社で願うと実際天罰が下ったという話。

感想

読んで思ったこと

後に双子の由良・理良の両親は離婚するのですが、自分のお父さんが盗撮をしていたらやっぱり最低ですし、嫌だなあと思いました。また、「ぼく」のように自分の姉がいじめに遭っていると考えると辛いなあと思いました。