余裕があるので本を読む

小説すばる2021 6月号 ハヤブサ消防団 #1(池井戸潤)」

あらすじ

約一ヶ月程前、今は亡き父、勝夫(かつお)が住んでいたハヤブサ地区の家に引っ越してきた無名作家、太郎。

ある日、自治会長の藤掛(ふじかけ)に「自治会に入会しないか」と誘われた。そして、太郎は入会し、後日公民館の寄り合いに参加した。

終わり頃、藤本勘介(ふじもとかんすけ)に飲みに行かないか、と誘われ居酒屋「サンカク」へ行った。太郎が店で飲んでいると勘介の仲間である宮原郁夫(みやはらいくお)、森野洋輔(もりのようすけ)、中西陽太(なかにしようた)、徳田省吾(とくだしょうご)の4人の男性と出会う。

その後「地域のS地区の消防団に入らないか」と誘われる。太郎はそれも入団し、ハヤブサ消防団の一員になり、消防団の入退団式に参加する。すると野中(地名)の江島波夫さんという男性(えじまなみお、呼び名:ナミさん)の家から火災が発生したという知らせが入り、式は中断になった。現場に行って消火活動をし終えると、勘介が「これで去年の暮れからハヤブサ地区で燃えたのは三件目で、原因が全て謎だから連続放火かもしれない」と言った話。

感想

読んで思ったこと

作家の太郎が自治会に入会したことがきっかけで作家とは正反対の「消防団」に入団したと知って、波乱万丈な生活を送っているなあと思いました。今後彼はどんな活躍をするのか気になりました。