学校休校中だから本を読む

小説すばる2020年3月号 その扉をたたく音#1(瀬尾まいこ)」

第1話の話

29歳無職、怠惰で高校時代バンドをつくってギターをしていたので夢はミュージシャンだったが今は就職しようかあやふやな宮路(みやじ)という男性が老人ホームの余興演奏で渡部(わたべ)という男性がサックスを演奏していることに感動する。だから老人ホームにその人を見る為に来るようになった。しかしある日、今日もあのサックスが聴けると思い行ったら今日はおじさんが手品をする日であった。タネが見え見えでつまらないなと思ったら、そのあと渡部がサックスを演奏した。クライマックスになるとつい感情が座っていたままでは抑えられず立って口で紡いでいたので後ろの老人ホームの水木のばあさんに「見えん!」と杖で殴られたが次第に仲良くなり、その人から買い物を頼まれるようになった。

それからある日、宮路は公園で渡部のサックスの演奏が聴きたいと公園に呼んでこっそり演奏してもらった。すると、宮路は「僕とバンドやろうよ」と渡部に話したが「バンドは大変だから友達になろう」と言われた。宮路は友達ってのはよくわからないけど一緒に音楽ができる立場にかなり近づけるからいいだろうと思い、うれしく思ったという話。

感想

考えたこと

宮路は無職で就職しようかあやふやだったり、頑張ってやっているおじさんの手品にケチを心の中でつけたり、余興演奏中に立ったりと変な人だなあと思いました。また、おばさんが余興演奏中、前が見えないからって杖で殴るのはどうかと思いました。

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