テスト前も本を読む1
「カレーライス(重松清)」
あらすじ
「ゲームは1日30分」という約束を破った僕にお父さんがセーブをさせずにゲーム機のコードを抜いたため二人の関係が悪くなる。そして母が仕事が忙しい代わりにお父さんが早めに帰ってくるというお父さんウィークの日が来るから「仲直りして」と母に言われてもそうすることができなかった。そんなある日、僕が家に帰ってくるとお父さんが「熱があって早退してきた」と言った。僕はお父さんを手伝おうと思い、「カレーを作る」と言って一緒に料理をするという話や二学期の日に親友の裕太と喧嘩したぼくは二学期が終わる少し前、裕太のお母さんから「お父さんが4,5年札幌に転勤することが決まったので四月から家族全員引っ越すわ」という連絡を受ける。元旦の日裕太からはがきに「あけましてごめん」と書かれていた。ぼくは返信用のはがきをポストに入れず裕太に直接渡そうと思い、留守だったため彼の家の郵便受けにいれた。そして公園でたこあげをして遊んでいると裕太が来て「転校しても遊びに来てもいいからね」と僕に伝えたという話など、計9話の短編集。
感想
読んで思ったこと
お父さんが僕にゲームのセーブをさしてくれなかった話について
ぼくは登場人物の「僕」がゲーム時間の約束を破ったからそうされてもおかしくないなあと思いました。また、お父さんに恨んだ「僕」はお父さんが体調を崩したときに手伝ってあげようとしていたので家族の愛情があるなあと思いました。