今月も本を読む

「聞く力 心を開く35のヒント(阿川佐和子)」

あらすじ

インタビュアーをしていた阿川さんがインタビューをするとき最初は質問の柱を三本と決め、それをレポートに書いて前もって練習していて本番に臨んでいたが、インタビューされた人は質問に答えたら、「話を掘り下げよう」と思っているのに話を元に戻されてしまうと嫌な気持ちになるので、もうちょっと関連性のある話をしようと思い、インタビューされた人の話で「あれ?」と疑問に思ったことを聞くようになった話や初対面の人への近づき方は人によって相手に交好感を持ってもらえるような態度をしたり、あまり自分の姿を表に出さなかったりと使い分けることが大切だという話など、阿川さんが実際にインタビュアーになって経験したことやそれをもとに考えたことなど、聞くために必要なことが35個書かれてあった。

感想

学んだこと

インタビューをするときに疑問に思ったことは聞くことが大事だと分かった。また、先述していませんが相づちの仕方によって喋る側の気が乗るか、乗らないかが違うので聞く側が「あぁ、そうですか。」という風に相づちを打つのではなく、「そうそう」、「それでそれで?」と打つほうがいいのだと分かった。

心に残ったこと

阿川さんが「私、だいぶ年取ったみたいで、物忘れはするし、目は見えなくなってくるし、耳も遠くなってインタビューの仕事なんて続けられないかもって思うのよ。」と言ったら、ババールという知り合いの人が「何言っているのかよくわからないわ」とさりげなく気遣って言った話が心に一番残ったので僕はどこかでこれが生かせたらいいなと思った。

面白いなと思ったこと

エチオピア人は人のことをじっと見るのは厚かましい行為なんだと知って、そういう国もあるんだなあと感心した。